尾崎放哉

10代の頃尾崎放哉という人の俳句を知った。

彼を知った経緯は詳しく覚えていないがその俳句は何年も経った今でも鮮明に覚えている。

 

『咳をしてもひとり』

 

その真意は知れないが、どことなく悲しさと切なさを覚える句。

 

いまの私はこんな気持ち。

妻もいて子にも恵まれたが、咳をしてもひとり。である。

ただただ悲しみに打ちひしがれるのである。